御挨拶

 

『校長 あいさつ』 

 北海道紋別養護学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
紋別市は、北海道のオホーツク海沿岸のほぼ中央に位置し、オホーツク海屈指の港町です。漁業とならび、林業も街の基幹産業として海に負けないほどの恵みをもたらしており、農業では酪農や畜産、畑作などが営まれてきました。紋別市は、海の恵みとともにオホーツクの食料生産基地としての側面も持つ街です。

 本校は、広域なオホーツク地域の知的障がい教育の拠点校として昭和60年4月に開校し、昨年、創立40周年を迎えました。地域の方々からの力強く温かいご支援に心より感謝申し上げますとともに、その感謝の気持ちを込めて、学校のフェンスに「地域のみなさん、ありがとう」というメッセージを飾らせていただきました。

 本校の特色は、学校運営協議会を核として、地域住民の方々が学校の教育活動に参加し、多様な学習活動を展開していることです。また、本校の学校教育目標は地域と共有され、その目標達成に向けて協働する関係を構築しております。

  交流及び共同学習の推進に加え、地域の方々からのご支援をいただき、流氷まつりでは「滑り止め神社」と称して氷で神社を作成し、ペットボトル詰めの滑り止めを200本奉納いたしました。中学部と高等部の生徒は、市内各所や本校玄関前において砂入りペットボトル配付会を実施し、安全を祈願しながら来場された方々に一本ずつ手渡しました。さらに、地域の方を講師としてお迎えし美味しいメロンの栽培や、学校で育てた藍を使って藍染めの技法を学ぶなど、様々な体験を通して、子どもたちは、社会参加に向けて豊かに生きる力を着実に身につけております。
 こうした教育活動をより一層推進するため、令和7年度の学校経営方針の重点は、「つながり、次への創造に進む学校づくり~地域と人、場所、時間を共有する学習活動の充実~」といたしました。
  今年度も、本校の教育活動の推進に向け、保護者の皆様、地域の皆様、関係諸機関の皆様方には、多大なるご理解とご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和7年4月

北海道紋別養護学校 校長 安 達 雅 美

本校のあゆみ
学校経営方針
校章と校歌

校章

校章


紋別市周辺のオホーツクの海、冬季には、強固な流氷に閉ざされる紋別港、
そのような地域環境にあって、市民に温かく見守られ、声援されながら広い心で、
未来に向かって、たくましく育っていく児童生徒を願ってシンボル化しました。

1 全体の形は、北海道の地形を図案化しました。
2 四つの角は、四つの教育目標を表しています。
3 四つの角は、真上を児童生徒、左角を保護者、右角を市民、真下を教職員に見たて、それぞれが一本のきずなによって結ばれ、全体が連携・信頼していることを表しています。
4 四つの角は、流氷のイメージを形として表しました。
5 四つの中の紋様は、紋別の「紋」の平仮名「もん」を図案化しました。
なお、「もん」の中の「養」は、市民に温かく見守られ、支えられていることを表しています。
6 旗色は濃紺で、北海道を囲む海を表わし、外枠を銀色にして、流氷を色でイメージ化しました。
「もん」と「養」の文字は金色です。
・構想及びデザイン   初代教頭 矢 部 昭 人 氏
・技術協力    道都大学美術学部デザイン学科

 

 校歌

校歌

☆校歌「紋別養護学校校歌」.wma